2013年12月6日金曜日

企画のお知らせ☆12月14日倉林明子参議院議員と「働きがい」を語る集い

企画のお知らせです。

12月14日(土)、民青同盟の皆さんが「どんな働き方したいですか?―就活、ブラック企業、医療・福祉の働きがい」(午後6時半~キャンパスプラザ京都)という企画にとりくみます。

いま、若い世代誰もがぶつかっている仕事・雇用の問題。みんなの思いを交流し、解決への展望を考える企画です。看護師として11年間働いた日本共産党の参議院議員・倉林明子さんが、若い世代の悩みや思いにこたえ、日本共産党の改革の提案を語ります。「ブラック企業大賞」を「受賞」したワタミフードサービスで働いた経験のある山口真一さん、介護現場で働く大川真理さんからもお話しをしていただきます。

ベテラン世代の方も若い方を誘っていっしょにご参加ください!

2013年11月13日水曜日

第35回山科区民もみじまつりを開催―雨のなか2000人を大きく超える参加をいただきました!


躍進した国会での党議員団の活動を報告する、こくた恵二衆院議員(右から二人目)、倉林明子参議院議員(右から三人目)。宮田えりこ市議(左端)、北山ただお市議(右端)もごあいさつ

毎年ご参加いただいているブラスバンド・ムジークフェラインの演奏の様子

35回のもみじまつりの歴史をふり返る展示も行なわれました

倉林明子参議院議員を囲む集い。さらなる躍進のためにご参加いただいた皆さんに入党を呼びかけました
11月10日、第35回山科区民もみじまつりが開催されました。日本共産党後援会の皆さんが中心になって実行委員会をつくり、毎年開かれてきたおまつりです。一日断続的に雨が降り続くあいにくのお天気でしたが、2000人を大きく超える参加で成功しました。

中央ステージでは、太鼓、ブラスバンドなどの演奏、地元アニソンシンガー・柳瀬蓉さんのライブ、マジック、バナナのたたき売りなど多彩な企画。会場にはたくさんのもぎ店や物産展が並び、子どもの広場では人形劇やトランポリン、おもちゃづくりなどのコーナーが、たくさんの子ども連れの皆さんでにぎわいました。

こくた恵二衆院議員・国会対策委員長が記念講演。躍進した国会での党議員団の活動、「対決」、「対案」、「共同」で、悪政ストップ、新しい日本を開く役割を果たしたいと訴えました。こくた議員はまつり会場をまわって参加者やスタッフの皆さんと交流しました。

倉林明子参議院議員もステージであいさつし、まつりに参加された皆さんとの集いにも参加。自ら共産党に入党した経過を語り、入党を訴えました。

もみじまつりにご参加、ご協力いただいた多くの皆さんにお礼申し上げます。まつりの成功を力に、さらにつよく大きな党づくりの努力をすすめていきたいと思います。

2013年11月4日月曜日

楽しく、にぎやかに―東山・秋まつりを開催 

秋まつりオープニングの太鼓。民医連の太鼓サークル・のぞみの皆さん

岩手県の伝統舞踊、鬼剣舞。毎年、参加していただいています。

子どもの広場、昔遊びにみんな夢中

各後援会のもぎ店・バザーも盛況でした

はら俊史・衆院二区国政委員長(左)、倉林明子参議院議員(右)のお二人で餅つき
清水ただし・元衆院比例候補によるバナナのたたき売りと政治漫談。爆笑の連続でした!
東山区からさらなる躍進を!と激励と記念撮影
本日11月4日、東山区の新熊野神社をお借りして、毎年恒例になりました、東山・秋まつりを開催しました。昨晩からの雨も上がり、約500人の方にご参加いただきました。

各地域・分野の後援会の皆さんによるもぎ店が並び、秋まつりらしい踊りや音楽で一日たのしく交流しました。

倉林明子参議院議員も駆けつけて、躍進した国会での党議員団の活動を報告。臨時国会開会日にブラック企業規制法案を提出し、来春からの消費税増税中止法案も、他党と共同で国会に提出することを呼びかけていることなどを紹介。消費税増税によって景気がいっそう落ち込み、税収も減ってしまうと追及すると、首相も「たしかに、」を連発し、共産党の指摘に反論できないこと、安倍政権が成立をねらう秘密保護法案の危険性も告発し、「安倍政権の暴走ストップへ、対案をしめして、政治を動かす。国民の皆さんと共同してがんばります!」と決意を表明しました。

清水ただし元衆院比例候補による、消費税増税、TPP、原発問題などをとりあげた政治漫談で、会場は爆笑の連続。バナナのたたき売りの口上を披露し、「いっせい地方選で東山からさらなる躍進を!」と激励されました。

まつりにご参加、ご協力をいただいた皆さま、大変ありがとうございました。秋まつりの成功を力に、来年1月の党大会にむけて、東山区からつよく大きな党をつくっていくために全力をあげます。

2013年10月20日日曜日

「消費税増税は中止を!自民党に対決、対案しめして大暴れします!」倉林明子参議院議員が街頭演説

山科駅前で訴える倉林明子参議院議員(左)。右は北山ただお市会議員
本日10月20日、山科駅前で日本共産党の街頭演説会を行ないました。朝から降り続いていた雨も止み、多くの後援会員の方にお集まりいただきました。足を止めて話しを聞いていただいた方、消費税増税中止の署名に協力していただく方もおられました。

はじめに山科民主商工会会長の宮村さんが弁士に立たれ、「所得税や法人税は利益にかかるので赤字の場合は納める必要はないが、消費税は赤字でも納めないといけない。価格に転嫁できない自営業者が自腹を切って納めている。『いま増税するのは反対』の一点で協力しましょう」と訴えられました。

7月の参院選で京都から国会へ送りだしていただいた倉林明子参議院議員が、15日からはじまった国会の情勢を報告しました。

まず、国会が閉会中でも福島第一原発の汚染水問題を審議するべきと、経済産業委員会を開かせ、東京電力が福島第一原発の職員を減らし、再稼働をすすめようとしている柏崎刈羽原発の職員を増員していることを告発。職員配置を改善させたことを報告。

安倍首相は来年春からの消費税増税を「決定した」などと言っているが、世論も景気の動向も無視した「暴走」に他ならないこと、さらに消費税増税分8兆円のうち6兆円を「景気対策」として、大型公共事業のバラマキや大企業むけの減税などにあてようとしていることを告発。景気対策というなら消費税増税をやめることが最大の景気対策だと強調しました。

さらに、参院選で躍進して議案提案権を得たことを力に、開会した臨時国会で、まずブラック企業規制法案を提出したこと、消費税増税の中止法案も、「来年春からの増税中止」の一点で、他党派とも力をあわせて提出を準備していることを報告しました。

さらに倉林議員は、TPP交渉での自民党の公約裏切り、安倍政権が国会提出をねらっている秘密保護法案の危険性を告発。最後に、自公・安倍政権の暴走に対決し、対案をしめしてがんばる日本共産党の国会議員として、国会で「大暴れする」決意を表明し、演説を終わりました。

山科、東山でも国会と連携して、草の根から安倍政権の暴走ストップ、消費税増税中止のたたかいの輪を広げていきたいと思います。ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

2013年9月9日月曜日

東山で議会報告懇談会を開催しました

福島第一原発の状況を図で説明する井上さとし参院議員

9月7日、白河総合支援学校・東山分校(旧東山小学校)のふれあいサロンをお借りして、東山区の議会報告懇談会を開催しました。井上さとし参議院議員には前日の山科区に続いて国政問題の報告をいただき、山中わたる京都市会議員団長から京都市の問題について報告していただきました。

懇談会は、東山のさまざまな団体、個人の方に案内をさせていただきましたが、今回、区内の商店街の理事をされている方が参加され、「消費税増税は困る。増税するならぜいたく品からしてほしい」などと発言していただきました。

参院選後、自共対決の構図がいっそう鮮明に―井上さとし参院議員


井上参院議員は参院選後の国政をめぐる情勢と問題点について報告しました。

参院選後、他の野党が路線をめぐって混迷や対立を深めるなかで、自民党の政治への抜本的対案をしめしてがんばる日本共産党の役割がいっそう鮮明になっていること、これまで共産党を選択肢に入れていなかったという方からも参院選の躍進を受けて、さらに新しい注目が広がっていることを報告。週刊誌が日本共産党本部を取材するなど、党本部の見学者が増えていることを紹介しました。

そして、消費税、原発、集団的自衛権という3つの重大問題についての安倍政権の暴走と破たんぶりを報告し、国民多数の世論と運動で暴走をストップさせようと呼びかけました。

京都経済の状況をみれば、消費税の増税はしてはならない―山中わたる市議団長


山中市議団長は、京都の経済状況をリアルに見れば、消費税増税など絶対にしてはならないと強調。2011年までの10年間で1万5千の企業が倒産し、京都の企業が納める法人税は97年1172億円から2011年には592億円と半分にまで落ち込んでしまっていること、この10年間で正規雇用が10万人減り、非正規雇用が12万人増加しており、不安定な働き方が急増していることを紹介しました。

また、門川市長、山田府知事とも、消費税増税、原発再稼働という国の悪政に反対の声を上げていないこと、山田府知事は丹後への米軍レーダー基地の建設も容認していることを告発。国政問題での要求運動を広げることが、来年春の府知事選挙の選択にもつながってくることを強調しました。さらに、焼却灰溶融施設、敬老乗車証、屋外広告物への規制など京都市政の問題についても報告しました。

敬老乗車証には大きな経済効果が


質疑・応答では、「原発事故の対応に国が何百億とだすのに東電の幹部は責任をとっていないのでは」「大飯原発の地下の活断層を調査したと言っているが、若狭湾全体に活断層が集中しているのでは」「息子が就職活動中だが10社受けてまだどこにも決まっていない」といった国政問題から、東山区の学校統廃合問題、東大路通りの歩道拡幅計画、疏水にかかる橋の改修問題など地域の課題や要望がたくさんだされました。

敬老乗車証を実質的になくしてしまうという京都市の計画に対して、「一人暮らしの高齢者が元気で暮らす力になっている」などの声が多く上がりました。山中・井上両議員から、名古屋市が敬老乗車証の効果について調査したところ、外出した際の買い物などによる経済効果、歩くことによる健康増進の効果、マイカーが減るなどの効果があり、税収増など大きな経済効果があるとの結果が出たことが紹介されました。

出された要望や疑問に引き続きこたえるとりくみをすすめていきたいと思います。

2013年9月8日日曜日

山科で井上さとし・倉林明子参議院議員との懇談会を開催

報告する井上さとし参議院議員・参院国対委員長
倉林明子参議院議員も駆けつけてごあいさついただきました

9月6日、山科で国政要求懇談会を行ないました。7月の参院選で当選した井上さとし参院議員、倉林明子参院議員が参加。山科のさまざまな団体・個人の皆さんにご参加いただきました。

井上参院議員は、消費税増税、福島第一原発の危機的事態への対応、憲法・集団的自衛権の問題の3点について報告。

消費税増税については、来年4月からの増税中止の一点での共同を広げていく条件が広がっていることを強調。アベノミクスへの期待が急速にしぼむなかで、世論の動向が大きく変化し、来年春から8%へ増税することに賛成する人は2割から3割にとどまっていること、増税の旗ふりをしてきた大手新聞まで社説で「増税を見送るべき」と言いだしたことなどを紹介しました。日本共産党が発表したアピール「『4月からの増税中止』の一点での共同を呼びかけます」を活用して、幅広い団体・個人の皆さんとの共同を広げていこうと訴えました。

次に、福島第一原発の汚染水漏れの深刻な事態を詳しく報告。事故対応を東電まかせにしてきた政府の無責任な対応がいまの事態を招いたこと、政府の「抜本対策」なるものも、ほとんど従来の東電の対応を踏襲したものにすぎず、逆に地下水を海に流すための説得に政府が乗りだしていることなどを批判しました。

憲法・集団的自衛権の問題では、自民党が、憲法解釈を変えて集団的自衛権を行使することを前提にした「国家安全保障基本法案」をまとめ、通常国会に提出しようとしていることを報告。集団的自衛権にもとづいて、アメリカといっしょに軍事行動を行なうためには米軍の軍事情報を受けとる必要があり、そのために、国民の知る権利を侵害する「秘密保全法案」を準備していることなど、着々と準備を進めていることを告発しました。
シリア問題では、アメリカによる国連憲章を無視した一方的な武力行使に批判の声が広がっており、日本共産党の国会議員団は軍事攻撃に反対する志位委員長の談話を持って各国大使館を訪問していることを紹介。「アメリカは日本に賛成してもらうことをあてにしているんでしょう」という国もあり、アメリカいいなりの日本政府の恥ずかしい態度を批判しました。

続いて、北山ただお市議が京都市政の問題について報告。山科・醍醐の山間にある埋立地に建設されている焼却灰溶融炉の計画がゆきづまり、京都市が契約を解除したことを報告。建設を断念させるために運動を広げようと呼びかけました。敬老乗車証の改悪、水道料金の値上げ、新景観条例による看板の規制などの市政の問題についても報告しました。

倉林明子参議院議員は、当選後、京都府下各地の自治体首長を訪問し、「役に立つ議員として使ってほしい」と対話をすすめてきたこと、道州制や消費税などの問題への不安の声が寄せられたことを紹介。経済産業委員会の理事となり、福島第一原発の事態をふまえて国会閉会中でも委員会の開催を求めたことなど、さっそく奮闘を開始していることを紹介しました。

質疑・応答では、多くの皆さんから切実な要望がだされました。「公的保育制度を切り崩して民間企業の参入を許すような制度改革はやめさせてほしい」「介護保険の対象から『要支援』の人を外そうとしている。結局、早く重症化して介護が必要な人を増やしてしまう。改悪をやめさせるためのイニシアチブをとってほしい」「生活保護費の削減がはじまったが、保護費は福祉制度全体の基準になっており全体に影響が広がってしまう」などの声が出されました。「90年代に(日本共産党の参議院議員)西山とき子さんが経済産業委員会の理事となり、京都の借り換え融資制度が全国に広がった。秘書の代わりになって実態を届けるようにがんばりたい」などの声も出されました。

東地区委員会でも、躍進した議席の数、京都選出の議席をえたことを力に、国政要求の実現へ力をつくします。懇談会で出された疑問や要望にこたえるとりくみをさっそくすすめていきたいと思います。

2013年8月11日日曜日

井上さとし参議院議員が福島第一原発の現状、政府のずさんな対応を報告

報告する井上さとし参議院議員

本日・8月11日、原発ゼロ・山科の会の総会が行なわれました。中嶌哲演さん(小浜市・明通寺住職)の記念講演とあわせて、先の参院選で当選した日本共産党・井上さとし参議院議員が特別報告を行ない、福島第一原発の現状と、安倍・自公政府のずさんな対応をリアルに紹介しました。その一部をご紹介します。

参院選投票日の翌日になってから大量の汚染水漏れを発表


参院選では、国民の民主党政権の体たらくにたいする憤りから自民党が勝つということになりましたが、その政策に白紙委任をあたえたわけではありません。個々の問題を見ていくとむしろ国民の過半数がノーの声をあげています。原発政策で言うと、自民党は選挙中、まともにこのことを語りませんでした。そして、重大な事実については全て選挙後に明らかにするというやり方をとりました。一番ひどかったのは、投票日翌日の7月22日に福島第一原発の汚染水が海に漏れているということを発表したことです。
すでに6月19日の段階で地下水にトリチウムやストロンチウムの異常な数が出て、海洋への流出があるのではないかということが言われていました。東電の社内では19日の段階で確定的な報告がされていたのに、発表は投票日翌日にした。このこと一つとっても、国民に重大な事実を隠し、争点そらしをしたということが言えます。

原発再稼働ノーが多数派に。国民の世論と国会議席のねじれ


それでも国民は原発再稼働にノーの声をあげているということが重要です。共同通信が選挙後に世論調査をしていますが、原発再稼働反対は58%という数字になっています。実はその10日前、選挙戦の最終盤にも共同通信は世論調査をしていますが、それよりも7ポイント上がっています。ですから、選挙戦を前後した安倍政権の暴走、地下水の海洋への流出などを知って、国民は選挙後、再稼働ノーの声を強くしているということがあります。
私はこの世論、底堅い世論だということを強調したいと思います。2011年3月11日に原発事故が起こりましたが、直後の4月に読売新聞が行なった調査では、原発を「増やすべき」が10%、「現状維持」が46%あったんです。
こんな大事故を目の当たりにしながら過半数の国民が原発の現状維持、ないしは増やすことを求めていることにびっくりしたんですが、その後、テレビに出ている「専門家」なるものがいかにエセ科学者かということを見抜くなかで急速に世論は変化し、翌5月の段階では「減らす」「全廃」あわせて59%になりました。そして今年3月の段階では「減らす」「全廃」が73%になっている。国民の皆さんが自らが学び、体験をするなかで原発は減らしていくべき、ないしは無くしていくべきだという世論がつくられて、そして再稼働は行なうべきでないという先ほど言った数字になっています。
私たちは、この皆さんの力に依拠をして、国会のなかでの力関係は原発推進派が多数なわけですけれど、そこには国民との大きなねじれがあるわけで、国民的な運動を広げて、再稼働をやめさせ、原発ゼロへと向かっていくということをお互いがんばり抜きたいと思っています。

福島第一原発の汚染水はどうなっているか


それをすすめる上で、いま福島第一原発がどうなっているか、とくに汚染水がどうなっているかということをご報告したいと思います。ひとことで言いますと、福島第一原発の事故は収束どころかいっそう拡大している。そう私たちは言ってきましたけれど、いよいよそれが重大な局面になってきています。
8月7日に、政府は毎日300トン以上の汚染地下水が海に流出しているということを初めて認めました。きわめて重大な事態です。これは、これまでの説明とまったく違うんです。今年の春の段階では地下水が福島第一原発に流れ込んできていると。ご承知のように福島第一原発は圧力容器も格納容器も破損をしています。そこに使用済み核燃料がありますから、水を循環させて冷却をしているんですが、その建屋のなかに地下水が毎日400トン流れ込んでいると。格納容器が壊れているので、冷却水と地下水が混ざってしまって、毎日400トン汚染地下水が増えていますと、こういう説明でありました。その地下水をあの敷地のなかにある大きなタンクのなかに入れていると。一部、地下貯水槽に入れたものが漏れ出したということが大きな問題になったわけですが、そういう説明でありました。
ところが、今回説明されたのは、全体として毎日約1000トンの地下水がそこに流れ込んでいると。400トンが原発の建屋に流れ込んでいて、それ以外の600トンがいろんな配管によって汚染されて、そのうち300トンが海に流れ込んでいるという説明になったわけです。ですから、建屋に毎日流れ込んでいる地下水が漏れ出すとか、タンクに入れてもやがていっぱいになってしまうどうするんだとかいうことが問題とされてきたんですが、それ以外のところで漏れ出しているということが、今になって明らかにされたわけです。
これまでも専門家などから地下水が海に流れているんではないかということがたびたび指摘されてきたわけですが、一貫して東電も政府もこれを否定をしてきたわけです。
この汚染水の地下水の海洋流出が指摘をされるなかで、東電はあわてて7月の初めから福島第一原発の一号機、二号機と海の間にガラスの遮蔽壁を漏れ出さないようにつくりました。これは工法上、地面から1.8メートル下にしかできないんですが、この上を超えて地下水が流れ出ているということが数日前に明らかになって、本当にひどい事態になっています。
どれだけのものがでているのか、まだはっきりしませんが、例えば東京海洋大学の神田教授は、東電の分析したデータをもとにして、約17兆ベクレルのセシウム137が海に流出したと言われています。東京大学の生産技術研究所が7日に発表したことによりますと、海底の窪地に非常に高濃度のセシウム137がたまっているところがあり、周辺よりも2倍から10倍以上濃度の高い場所が40カ所見つかったと言われています。陸上のホットスポットということが言われていますけれども、海のなかにもそういう場所があるということが指摘され、改めて、魚介類の影響調査が必要だということが言われております。

政府の無責任な対応が重大な事態をつくりだした


福島県漁連は怒りの会見をされておりましたけれども、こうした情報を小出しにして、しかも選挙後に出すというやり方をしているということ。対策が後手後手であり、東電任せにして政府がまともな対応をしてこなかったということが、今日の本当に重大な事態をつくりだしているわけです。
選挙前の最後の予算委員会で、私もこの問題で安倍総理などと論戦をしました。政府は総理を本部長とする原子力対策本部というものをつくっております。そのもとに、「福島第一原発 廃炉対策推進会議」というものをつくっているんです。この廃炉対策推進会議のメンバーは誰ですかと聞きますと、責任者・議長は経済産業大臣ですが、何とメンバーは東芝の社長、日立の社長、東京電力の社長、もんじゅを保有している原研の理事長。これに文部科学副大臣と。これがメンバーなんですね。これまでさんざん原発を安全だ安全だと言って推進してきた人たちが、廃炉対策推進会議ですと。こんなことダメじゃないかと、専門家をちゃんと入れなさいと私が質問しますと、当時・茂木大臣は「共産党の言うように素人ばかりではダメなんだ」と全くとんちんかんな答弁をしました。私たちは推進派ではなくて、ちゃんとした専門家を入れて、英知を結集してこの汚染水対策や廃炉の問題をきちっとやるべきだということを言ったわけです。
「廃炉対策推進会議のもとに、汚染水処理対策委員会というものを専門家も入れてつくっています。ここでいろんな中長期対策も練ります」と、こういう答弁でした。この汚染水処理対策委員会がどうなっているかと言いますと、4月に発足をして、3回会議をやっただけなんです。先月、この汚染水の大規模な漏れ出しが明らかになった後も、この対策会議は開かれておりませんし、「しんぶん赤旗」が問い合わせますと、「開く予定も決まっておりません」と。

再稼働・輸出をすすめるため、事実を隠し、対策を怠ってきた―3.11前と変わらない体質


こういうことになっておりまして、全くまともな対応を政府はしてきませんでした。質問でも追及したんですが、この廃炉対策推進会議の第1回目の会合のときの議事録によりますと、わざわざ「福島第一原発が安定した状態を継続していることを確認した。」と書いてある。対策推進会議で、これだけダダ漏れになっているのに、「安定している」ということを「確認」している。これではまともな対策はできないじゃないかと質問しますと、「原子炉の温度が下がって安定していることを言っているだけで課題はいろいろあるんです」と言い訳をしましたが、文書には「原子炉」なんて書いてないですよ。「福島第一原発」が「安定した状態」になっているということを書いているわけで、結局、こういう認識なんですね。
重大事態という認識自体が問われますし、さらに逆に言えば、質問したのが4月の末でしたが、その後5月に安倍総理が先頭になって原発のセールスに諸外国に行ったわけです。つまり、再稼働や輸出をするためには、福島原発が収束しないどころか被害が拡大しているということが国民的にも国際的にも明らかになるのはまずいということがあったんだろうと思います。
こういう政府の態度、東電の態度がまともな対策を怠って、今日こういう事態になっているということだと思います。
結局、原発を再稼働させること、わざわざ成長戦略のなかに書き込んでいる原発輸出を優先をして、安全や国民に対する情報提供をおろそかにする。政府も東電も、3.11前とまったく体質が変わっていないということが改めて明らかになったと思います。

〈中略〉

原発再稼働許さず、原発ゼロをめざして国民的なたたかいを


国民に情報を隠しながら、これまでの説明よりはるかに大きな被害が広がっているということは新しい国会のなかで私ども徹底追及していきたいわけですけれど、お盆明けには漁業団体の皆さんからも懇談したいとの申し入れもありまして、あらためて国民的なたたかいをしていきたいと思っております。
そして、このことを通じて改めて原発事故というのはいったん起きてしまうと取り返しのつかない、想像のつかない被害をもたらすということを私たちの前に明らかにしております。地下水の流れというのはなかなかわかりませんし、漏れ出さないように汲み上げますと、地下の水位が変わってしまってまた変な所に水がということになってしまう。きわめて困難です。事故を起こしてから対策をするのではなくて、やっぱりもとを断つしかないということが改めて浮き彫りになっていると思います。
私たちは参議院選挙のなかでも、まずは原発事故の収束宣言を撤回しろと、そしてあらゆる英知を結集して、汚染水対策と廃炉にすすめということを申し上げてきました。私も収束宣言の撤回を総理に求めたわけですが、「収束と言ったのは前の政権だから、私が撤回するのはおかしい」などと屁理屈をこねておりました。「だったら収束していないという宣言をしろ」と言ったわけですが、ごにょごにょと言って逃げていました。事故の収束と廃炉、除染と賠償をあらゆる英知を結集してすすめることを強く求めていくことがまず必要だろうと思っています。
二つ目は、原発再稼働の方針を撤回して、輸出政策を中止することを迫っていきたいと思います。新しい基準値というのがつくられましたけれども、そもそも基準自体、諸外国では数年かけてつくるものを、法律で7月中につくるということなっていまして、きわめて拙速につくられました。中身を見れば、例えば地下に活断層があっても地表に露呈していなければ大丈夫であるということになっていますし、それから原子力の技術者の皆さんは、そもそもプラントの強度自身を見直すべきだということを言っているんです。しかし今回の基準というのは、今の原子炉の強度はそのままにしておいて、事故が起きて内部の圧力が強まったときに、いわゆるベントの機能をつくって格納容器が壊れないようにするという対策になっています。過酷事故が起きれば、ベントを通じて大量に放射性物質を放出するということが前提の計画になっているんですね。既存の原子炉のプラントよりも強度を高めようとすると、いままであるやつは全部使えなくなっちゃうわけです。今まであるのを使うという前提で事故が起きれば外に出すということになっている。などなど、大変な抜け穴だらけでありまして、およそ総理が言うような世界一安全といえるものではありません。
そもそも人類にコントロールができないものでありまして、地震大国日本において安全といえる原発はないんだという点でたたかいを強めていきたいと思っています。その上で、原発ゼロの政治決断を行なって再生可能エネルギーへの抜本的な転換をすすめていくと、この3つを進めるべきだということを参議院選挙のなかでも訴えてまいりました。

〈中略〉

選挙後、各地で開かれている金曜日の行動も、新しい参加者も加えて広がりを見せています。国会内外でそういう皆さんとも力をあわせて、原発再稼働を許さず、原発ゼロの新しい日本にむかって、いっしょにがんばり抜いていきたいと思っています。そのことをお誓い申し上げて報告と決意としたいと思います。

2013年8月4日日曜日

8月10日に日本共産党創立91周年記念講演会が行なわれます。東地区の記念集会&ライブ視聴会を下記の日程で行ないます。

入場無料、どなたでもご参加いただけます。ぜひ日本共産党・志位和夫委員長のお話しをお聞きください。

■日時:8月10日(土)午後1時45分~午後4時頃まで

■場所:京都教育文化センター101/京阪「神宮丸太町」駅下車・徒歩3分/保育スペースもあります

○はじめに、京都2区国政委員長・はら俊史がごあいさつします。

2013年7月7日日曜日

倉林明子さんに感謝してもしきれない―7月6日山科区の演説会での応援の訴え

7月6日、演説会で訴える倉林明子・参院京都選挙区候補

7月6日、山科区・勧修小学校で行なわれた倉林明子・参院京都選挙区候補の個人演説会で、「府会議員時代の倉林さんの質問で娘の命を救われた」というお母さんに、倉林さん応援のお話しをしていただきました。たいへん感動を呼ぶ内容でしたのでご紹介します。


みなさん、こんばんは。中学1年生の娘と保育園の年長組の息子を持つ母親です。私は、倉林さんに感謝してもしきれない思いを抱いている母親の一人です。

私は身体のある条件によって、早産になりやすいということがありました。子どもたちは低出生体重児であったために新生児集中治療室(NICU)にお世話になりました。

1994年、倉林さんが府議時代に「NICUの増床は待ったなしの課題だ」と代表質問で迫って下さいました。
そのことがきっかけとなり、京都府ははじめて実態調査にのり出し、2年後の1996年には第一日赤に府内NICUの情報を管理する母子救急センターが設置されました。
当時、新生児死亡率全国ワースト2位の京都府では、NICUの設置病院は6カ所だけでした。その後、設置病院は広がり、現在は19カ所になっています。

私は2000年に体重666gと428gの双子の女の子を出産しました。両手のひらに乗るほどの小さな赤ちゃんでした。1人は3日後に亡くなりましたが、長女は5カ月間、NICUにお世話になりました。熟練された医療スタッフに囲まれ、全力で娘は救われました。高度医療を受け、救命してもらって感じることは、生まれた瞬間から人の命は生きていくように守られる存在なのだということです。そしてそれは、自己責任でとか、お金があればとかではなく、行政の中で公的保障としてあるからこそ、娘も助かったのだと思うのです。

倉林さんが府議会で追及してくださった背景には、当時、体重1000g未満の双子さんが府内のNICUで受け入れられず、大阪へ搬送され、救急車の中で生まれた一人目の子が亡くなるという悲しい出来事がありました。そんなことが二度とくり返されないための発言であったと思います。
「政治で救える命を救おう」という、看護師であった倉林さんの熱い思いを感じさせます。質問をした議会でヤジを飛ばした他党議員さんにも「あなたの孫の話かもしれませんよ!」と言って沈黙させるほどの迫力があったと聞いています。

人情味あふれるお人柄で、今度は国政にさらにがんばってほしいと思っています。
東京の八王子市では巨大開発優先で都民に冷たい政治の中で、NICUを備える都立八王子小児病院が廃止され、NICU空白都市となってしまいました。そこで救われるはずだった小さな命はどうなっているのだろうと胸が痛みます。あったところがなくされていってしまう。医療が壊されていくことにストップをかけていきたい。都議選で日本共産党が2倍に議席を増やしたのは、このままではいけないというそんな都民の声が集まったのだと思います。今度は参議院選挙でその声を全国に広げていきたいです。自民党と対決してくれる日本共産党が伸びてくだされば、国民の声で動く政治がはじまるかもしれないとわくわくしています。

私は2007年にも1114gの男の子を産み、再びNICUにお世話になりました。NICUがあるからきょうだいができました。命を守る福祉が削られ、逆行していくのは許せません。
子どもを産み、育てていく中では、保育園の入りにくさや定員オーバーの保育園、保育料の値上げ、学童保育の過酷な環境、学校間の格差、親である私たちの就労の実態や原発への不安などたくさんの困難がありますが、"命は守られ、安心して育まれる"といえる社会になるようにと望んでいます。

そのための仕事はまだ山積みでしょうが、倉林さんならきっと、私たち親の願いをわかって活躍できる人に違いない!!と思います。666gで産まれた中一になった娘も、金曜日は夕食をつくる日にして家族を助けてくれています。微力ですが、私もがんばりたいと思い、お話しさせていただきました。倉林さんに期待しています。がんばって下さい。

2013年5月13日月曜日

参院選勝利へGO!山科・女性のつどいが開催されました

倉林明子・参院京都国政委員長の訴え
井上さとし参院議員・比例予定候補が駆けつけ、安倍首相との論戦を紹介
「アベノミクス―3本の矢」ならぬ「5本の毒矢」をコントで紹介
渡辺和俊京都府委員長が参院選勝利の展望を語りました

5月12日、山科・女性のつどいが開かれ、100名を超える参加がありました。

はじめに、大阪民主新報記者の小西進さんが橋下市政の問題点をお話しされたあと、見事なブルースハープの演奏。続いて女性後援会のメンバーによるコント。安倍首相がマスメディアのトップと連日のように会食してマスコミ対策をすすめていること、安倍政権のすすめる「アベノミクス」の問題点などを笑いを交えながら紹介しました。

倉林明子・参院京都国政委員長が登場。「母の日」にちなんだ質問とトークのあと、倉林さんのお母さんからのメッセージが読み上げられると、倉林さんも会場も涙々…。涙を拭いて、消費税増税、原発再稼働、平和憲法を壊す安倍政権と対決する京都の議席を必ず勝ちとりたいと力づよく訴えました。

渡辺和俊京都府委員長は、先の総選挙でしめされたのは「民主も自民もノー」の国民の意思であること、その受け皿となった「第三極」の勢力、とりわけ維新の会が、いざ国会議席を持ってみると、自民党の補完勢力であることが明らかになり、急速に期待がしぼんでいること、参院選が迫るなかで、「自共対決」が日本政治の真の対決構図であることが見えやすくなってきていることを解明。京都選挙区では、倉林明子さん以外の立候補予定者は、すべて「消費税増税派」であり、日中戦争・太平洋戦争を正義の戦争だったとする「靖国派」であることを紹介し、増税ストップ、原発再稼働反対、平和憲法を守れの声は、党派を超えて日本共産党と倉林明子さんに寄せてほしいと訴えました。

最後に、井上さとし参院議員・比例予定候補も駆けつけ、国会での安倍首相との論戦の様子、日米首脳会談のあと「顔つきが変わり」、TPP推進、原発再稼働・輸出などの暴走をつよめていることを紹介。さきの総選挙では、自民党候補者の多くが「TPP反対」をかかげて当選し、山形で「ウソつかない、TPP断固反対、ブレない、自民党」といったポスターが貼られていたこと、「公約を破るものがどんな末路をたどるかは、民主党政権が示している」と自民党の幹部が語っていたことにもふれて、「覚悟しているとおりの国民の審判を参院選でくだそうじゃないですか」と訴え、その先頭に立つ決意を語りました。

2013年4月28日日曜日

わかもの雇用企画―ここが変だよ?!いまのニッポン 開催しましたー。

会場の様子
講演する筒井晴彦さん
本日、4月28日、民青東地区委員会と共同で準備してきた雇用問題企画「ここが変だよ?!いまのニッポン―世界のジョーシキで今の日本を斬る!」を開催しました。

はじめに企画にむけてとりくんできた「わかものアンケート」の中間まとめを報告。「タイムカードがない」という人が36%、「有給休暇がとれる」とこたえた人が28%、「とれない」という人が43%など、まともにルールが守られていない実態が明らかに。「保険の営業をしているが、成績を上げないと基本給が低すぎて食べていけない」「福祉施設で10年間働いているが手取りは18万。身体が持つか不安…」などの、リアルな声も報告されました。

次に、筒井晴彦さん(党本部国民運動委員会)が講演。ILO(国際労働機関)を中心に、ディーセントワーク(人間らしい働き方)という考えが世界の大きな流れになってきていることを紹介し、日本では若い世代が「食べていけないような低賃金の非正規社員か、死ぬまで働かされる正社員か」といった選択できない「選択」が押しつけられ、「自己責任論」が横行していることの異常さを告発しました。

また、アジアやアメリカでも最低賃金を上げる流れが広がっており、ヨーロッパでは欧州議会の文書が「低賃金と低技能を利用して国際競争力を維持することはできない」と明記するなど、人間らしい働き方、生活できる賃金を保障することが世界の流れになってきていることを強調されました。

日本でも、とりわけ東日本大震災以降、人間らしい働き方を守り、とりもどすたたかいが広がってきているとして、被災地のソニー工場閉鎖にたいするたたかいを詳しく紹介。日本共産党の山下よしき参院議員がこの問題を国会質問でとりあげ、政府に「調査する」と答弁させた経過、たたかいのなかで多くの若い労働者が変化して成長していったことを感動的に語りました。

講演の後には、「いい社会をつくるためにどうすればいいのか教えてほしい」といった若者の質問に、筒井さんが丁寧にこたえられました。

企画にむけてとりくんだ宣伝で出会った若い方も参加されるなど、仕事・雇用の問題で多くの若い皆さんと対話をしていけば、もっとつながりを広げていくことができることを実感するとりくみになりました。引き続き、若い世代の皆さんとも力をあわせて「わかものアンケート」にとりくみ、賃上げ、雇用の改善で、景気回復、税収増もはかっていく、日本共産党の提案を、多くの皆さんに届けていきたいと思います。

2013年4月27日土曜日

アッコに聞く!演説会を開催




4月21日、山科区の2カ所で、倉林明子・参院京都国政委員長を弁士に演説会を開催しました。

それぞれ地元の方から倉林応援のお話しをいただきました。子育て中のお母さんは、京都市が突然発表、強行したこの春からの保育料値上げにたいする怒りと、その声にこたえてくれたのは共産党の議員さんだけだったと訴えられました。地域のバス運行をすすめるとりくみ、被災地支援に参加した方から現地の実情報告などもありました。

それぞれの演説会で、「アッコに聞く!」と題して倉林さんへの質問コーナーが設けられ、原発、憲法、倉林さんが若い時代の苦労話しなどなど…会場からだされた質問に、倉林さんが一つひとつこたえました。

ある会場では、外の案内を見て飛び込みで参加された男性が、「安倍政権も維新の会も平和憲法を変えようと言っている。そんなことはぜったいにやめさせないといけない。共産党さん、倉林さんに、がんばってほしい」と訴えられました。

今の世の中を変えないといけないという思いが広がっていることをひしひしと実感する演説会でした。引き続き、各地で演説会や集いなどを開催していきます。ぜひご参加ください!

2013年4月23日火曜日

深刻な実態つぎつぎ―東山区で医療・社会福祉懇談会を開催

講演する谷本諭・党中央政策委員(左)と、倉林明子・京都参院国政委員長(右)
4月19日、東山区で医療・社会福祉懇談会を開催しました。党中央委員会で政策委員を務めておられる谷本諭さんが講演し、安倍・自公政権がすすめようとしている社会保障改悪の内容と、日本共産党の改革の提案を紹介しました。

谷本氏は、安倍政権が、すべての社会保障の基準である生活保護を切り下げようとしていることをはじめ、年金額をさらに下げる仕組みなど、社会保障給付の全面的な引き下げを検討していることを紹介。

現在、国民年金加入者の内訳は、自営業者14%、非正規労働者28%、無職39%となっていて、「生活が苦しくて保険料が払えない」ことが未納者が増えている最大の原因であること、保険料未納者と未加入者をあわせると1000万人となり、制度が維持できなくなるところまできていること、いま生活保護が200万を超えたと大騒ぎしているが、近い将来に1000万の無年金・低年金の方が生まれることを指摘し、これをどう解決するのか?と問題提起。

社会保障の抜本改革のためには、給付を減らすのではなく、国の責任で「減らない年金」にして制度への信頼を回復すること、さらに働くルールづくりをすすめて現役世代の所得を増やし、経済成長をかちとり、税収を増やすこと、将来的には国民全体が能力に応じて社会保障費を負担する仕組みをつくること(所得税の増税)など、日本共産党の社会保障改革の提案を説明しました。

懇談では、介護保険の制度を利用できない方を対象にした支援を行なっている、NPO法人・りぼんの方から、今の制度では部屋の掃除や外出など生活に必要な支援を行なえず、悲鳴の声が上がっていることが紹介されました。また、地域で高齢化がすすみ、70代以上の独居者が増えていることから、地域の助け合いのコミュニティづくりが必要になっていることなど、東山区のリアルな実態が次々だされました。

倉林明子・参院京都国政委員長は、東山区には社会保障の改悪に立ち向かう、さまざまな草の根のネットワークが存在していること、雇用を守って、賃上げをすすめれば、商店街も活性化し、若い人も住みやすい街づくりがすすむことを紹介。2009年に自公政権が国民に見放された大きな原因は、社会保障費を毎年2200億円削減するなど無慈悲な福祉切り捨てをすすめたことにあり、安倍政権はそこにまた手をつけようとしており、国民の怒りの声が広がらざるをえないことを指摘し、力をあわせて東山から政治を変えようと呼びかけました。

東地区委員会は、懇談会にむけて、東山区の医療・福祉関係者を訪問し、懇談会の案内と対話をすすめてきました。「TPPには絶対反対」「時間が合えば医療現場の実態を話したい」など、今後につながるお話しをいただいたところもありました。引き続き、社会保障などをテーマに要求や実態を交流し、日本共産党の姿や政策を知っていただく集いをたくさん開催していきたいと思います。

2013年4月8日月曜日

企画のお知らせ 4月28日ここが変だよ?!いまのニッポン

4月28日に「ここが変だよ?!いまのニッポン」というタイトルで、民青東地区の皆さんと共催の企画にとりくみます。お話ししていただく筒井晴彦さんは、ハンガリーへの留学経験もあり、『働くルールの国際比較』という著書もある専門家です。

いま、若い世代の皆さんの仕事・雇用の実態をつかんで、国や自治体での政策づくりにいかしていくための「わかものアンケート」にとりくんでいます↓。28日の企画では、このアンケートの中間集約のレポートも行ない、参加していただいた皆さんの実情も交流して、ごいっしょに考えたいと思います。ご協力、よろしくお願いします。



2013年3月27日水曜日

倉林明子・国政委員長 山科の各地で集い、宣伝


音羽・音羽川学区の集いで参加者の皆さんと懇談

大宅診療所をお借りした集いで参加者と固い握手

生存権裁判原告の松島松太郎さんが街宣の応援に
3月23日、7月の参院選に立候補を表明している倉林明子参院国政委員長・市議団幹事長が、山科各地で集いに参加、街頭からも訴えました。

倉林さんは、福島県・会津出身。高校生時代からさまざまなアルバイトをしながら苦労して勉強し、看護師になった経歴を紹介。看護師として11年つとめた後、「人の命を大切にしない政治を変えたい」と政治家に転身し、京都府議1期、京都市議を5期つとめ、京都府市政の「オール与党」による悪政と対決し、政治のゆがみをただしてきました。

どこの集いでも参加者と気軽にうちとけて懇談。「がんばって」「京都の共産党の議席をとりもどして」と激励を受けました。

安倍政権がさっそく公約を裏切って、TPP参加を表明。7月の参議院選挙では、悪政にストップをかけ、国民の皆さんと力をあわせて政治を動かす日本共産党の議席の前進がどうしても必要です。皆さんのお力をぜひともお貸しください。

倉林明子ホームページ
http://kurabayashi-akiko.jp/

日本共産党の参院選予定候補者
http://www.jcp.or.jp/web_senkyo/

2013年1月27日日曜日

参院選にむけてスタート!東山、山科で新春のつどいを開催しました。


1月25日、東山新春のつどいの様子。うた草の皆さんの演奏(上)、
倉林明子参院選挙区予定候補のあいさつ(下)

1月26日、山科新春のつどいの様子。弦楽四重奏の演奏(上)、
井上さとし参院議員・比例予定候補の記念講演(中)、
倉林明子参院選挙区予定候補のあいさつ(下)

 1月25日は東山、26日は山科で後援会の皆さんと、今年夏の参院選にむけたスタートを切る新春のつどいを開催しました。多くの皆さんにご参加いただきありがとうございました。

 東山では、“うた草”の皆さんの演奏、定数2の参院京都選挙区に立候補を表明している倉林明子さんのあいさつをうけて、渡辺和俊京都府委員長が記念講演を行ないました。渡辺府委員長は、総選挙のとりくみをふりかえり、若い世代や働く現役世代のなかでの活動をつよめる上で、どんな努力や前進の芽が生まれているのかを紹介し、夏の参院選にむけて、総選挙の教訓をいかすとりくみをただちに開始していこうと呼びかけました。

 山科では、弦楽四重奏の演奏のあと、井上さとし参院議員・比例代表予定候補が記念講演。
 日本共産党は参院比例代表選挙で全国5議席の獲得をめざします。井上候補は京都と北信越・東海の10府県を担当し、元旦から各地を駆け巡っていることを紹介。
 さらに、安倍政権の改憲路線、「アベノミクス」と言われている経済・金融政策の危険性を指摘しました。日本経済が「デフレ不況」に陥った最大の原因は、働く人の賃金が下げられ、国民の「ものを買う力」が後退していることにあるのに、賃金上昇の手立てを打たないまま、物価を上げ、社会保障の切り捨てをすすめれば、国民の生活、日本経済はさらにどん底に落ち込んでしまうと警告。政府は「物価を上げる目標」ではなく「賃金を上げる目標」こそ持つべきだと訴えました。
 倉林明子候補には、娘さん、息子さんからの手紙紹介のサプライズ。ご本人、参加者も涙を流す場面もありましたが、参院選京都選挙区で勝利をめざす決意を元気に表明されました。

 それぞれ、はら俊史2区国政委員長も参加してあいさつし、総選挙のお礼とつぎの前進をめざす決意を述べました。また、巳年生まれの方など、後援会の皆さんの今年の抱負も出しあい、参院選勝利をめざす決意を固めあうつどいになりました。

2013年1月14日月曜日

山科・初寅宣伝、東山・七福神宣伝

1月13日、山科・毘沙門堂前での初寅宣伝

1月14日、東山・泉涌寺道交差点にて七福神宣伝

明けましておめでとうございます。

昨年末の総選挙では、多くの皆さまのご支援をいただきありがとうございました。日本共産党は、比例代表選挙で全国329万票を獲得し、2010年参院選の得票を維持・前進させましたが、近畿ブロックでは得票と議席を後退させ、全国9議席から8議席となりました。

東山・山科でも比例得票を後退させることになりました。多くの皆さまからご意見をいただき、新しい前進をつくりだすための知恵を集め、ただちに実践をはじめていく年にしていきたいと思います。

安倍・自公政権が成立しましたが、国民の皆さんは自民・公明両党の政策を信任したわけではありません。国民の所得を上げる手立てはとらないままインフレを起こそうなどという「アベノミクス」、消費税増税、原発再稼働、TPP参加、そして憲法の改悪など…悪政と対決する国民のたたかいはこれからです。

安倍・自公政権に正面から対峙して、国民のくらしと平和を守る日本共産党の役割はますます大きくなっていることを自覚して、多くの皆さんと力をあわせ、7月の参院選では何としても前進を勝ちとりたいと思います。比例代表選挙で井上さとし参院議員の三選をはじめ、全国5議席の獲得、定数2の京都選挙区で倉林明子予定候補の当選めざして、新年からがんばります。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。