2013年4月28日日曜日

わかもの雇用企画―ここが変だよ?!いまのニッポン 開催しましたー。

会場の様子
講演する筒井晴彦さん
本日、4月28日、民青東地区委員会と共同で準備してきた雇用問題企画「ここが変だよ?!いまのニッポン―世界のジョーシキで今の日本を斬る!」を開催しました。

はじめに企画にむけてとりくんできた「わかものアンケート」の中間まとめを報告。「タイムカードがない」という人が36%、「有給休暇がとれる」とこたえた人が28%、「とれない」という人が43%など、まともにルールが守られていない実態が明らかに。「保険の営業をしているが、成績を上げないと基本給が低すぎて食べていけない」「福祉施設で10年間働いているが手取りは18万。身体が持つか不安…」などの、リアルな声も報告されました。

次に、筒井晴彦さん(党本部国民運動委員会)が講演。ILO(国際労働機関)を中心に、ディーセントワーク(人間らしい働き方)という考えが世界の大きな流れになってきていることを紹介し、日本では若い世代が「食べていけないような低賃金の非正規社員か、死ぬまで働かされる正社員か」といった選択できない「選択」が押しつけられ、「自己責任論」が横行していることの異常さを告発しました。

また、アジアやアメリカでも最低賃金を上げる流れが広がっており、ヨーロッパでは欧州議会の文書が「低賃金と低技能を利用して国際競争力を維持することはできない」と明記するなど、人間らしい働き方、生活できる賃金を保障することが世界の流れになってきていることを強調されました。

日本でも、とりわけ東日本大震災以降、人間らしい働き方を守り、とりもどすたたかいが広がってきているとして、被災地のソニー工場閉鎖にたいするたたかいを詳しく紹介。日本共産党の山下よしき参院議員がこの問題を国会質問でとりあげ、政府に「調査する」と答弁させた経過、たたかいのなかで多くの若い労働者が変化して成長していったことを感動的に語りました。

講演の後には、「いい社会をつくるためにどうすればいいのか教えてほしい」といった若者の質問に、筒井さんが丁寧にこたえられました。

企画にむけてとりくんだ宣伝で出会った若い方も参加されるなど、仕事・雇用の問題で多くの若い皆さんと対話をしていけば、もっとつながりを広げていくことができることを実感するとりくみになりました。引き続き、若い世代の皆さんとも力をあわせて「わかものアンケート」にとりくみ、賃上げ、雇用の改善で、景気回復、税収増もはかっていく、日本共産党の提案を、多くの皆さんに届けていきたいと思います。

2013年4月27日土曜日

アッコに聞く!演説会を開催




4月21日、山科区の2カ所で、倉林明子・参院京都国政委員長を弁士に演説会を開催しました。

それぞれ地元の方から倉林応援のお話しをいただきました。子育て中のお母さんは、京都市が突然発表、強行したこの春からの保育料値上げにたいする怒りと、その声にこたえてくれたのは共産党の議員さんだけだったと訴えられました。地域のバス運行をすすめるとりくみ、被災地支援に参加した方から現地の実情報告などもありました。

それぞれの演説会で、「アッコに聞く!」と題して倉林さんへの質問コーナーが設けられ、原発、憲法、倉林さんが若い時代の苦労話しなどなど…会場からだされた質問に、倉林さんが一つひとつこたえました。

ある会場では、外の案内を見て飛び込みで参加された男性が、「安倍政権も維新の会も平和憲法を変えようと言っている。そんなことはぜったいにやめさせないといけない。共産党さん、倉林さんに、がんばってほしい」と訴えられました。

今の世の中を変えないといけないという思いが広がっていることをひしひしと実感する演説会でした。引き続き、各地で演説会や集いなどを開催していきます。ぜひご参加ください!

2013年4月23日火曜日

深刻な実態つぎつぎ―東山区で医療・社会福祉懇談会を開催

講演する谷本諭・党中央政策委員(左)と、倉林明子・京都参院国政委員長(右)
4月19日、東山区で医療・社会福祉懇談会を開催しました。党中央委員会で政策委員を務めておられる谷本諭さんが講演し、安倍・自公政権がすすめようとしている社会保障改悪の内容と、日本共産党の改革の提案を紹介しました。

谷本氏は、安倍政権が、すべての社会保障の基準である生活保護を切り下げようとしていることをはじめ、年金額をさらに下げる仕組みなど、社会保障給付の全面的な引き下げを検討していることを紹介。

現在、国民年金加入者の内訳は、自営業者14%、非正規労働者28%、無職39%となっていて、「生活が苦しくて保険料が払えない」ことが未納者が増えている最大の原因であること、保険料未納者と未加入者をあわせると1000万人となり、制度が維持できなくなるところまできていること、いま生活保護が200万を超えたと大騒ぎしているが、近い将来に1000万の無年金・低年金の方が生まれることを指摘し、これをどう解決するのか?と問題提起。

社会保障の抜本改革のためには、給付を減らすのではなく、国の責任で「減らない年金」にして制度への信頼を回復すること、さらに働くルールづくりをすすめて現役世代の所得を増やし、経済成長をかちとり、税収を増やすこと、将来的には国民全体が能力に応じて社会保障費を負担する仕組みをつくること(所得税の増税)など、日本共産党の社会保障改革の提案を説明しました。

懇談では、介護保険の制度を利用できない方を対象にした支援を行なっている、NPO法人・りぼんの方から、今の制度では部屋の掃除や外出など生活に必要な支援を行なえず、悲鳴の声が上がっていることが紹介されました。また、地域で高齢化がすすみ、70代以上の独居者が増えていることから、地域の助け合いのコミュニティづくりが必要になっていることなど、東山区のリアルな実態が次々だされました。

倉林明子・参院京都国政委員長は、東山区には社会保障の改悪に立ち向かう、さまざまな草の根のネットワークが存在していること、雇用を守って、賃上げをすすめれば、商店街も活性化し、若い人も住みやすい街づくりがすすむことを紹介。2009年に自公政権が国民に見放された大きな原因は、社会保障費を毎年2200億円削減するなど無慈悲な福祉切り捨てをすすめたことにあり、安倍政権はそこにまた手をつけようとしており、国民の怒りの声が広がらざるをえないことを指摘し、力をあわせて東山から政治を変えようと呼びかけました。

東地区委員会は、懇談会にむけて、東山区の医療・福祉関係者を訪問し、懇談会の案内と対話をすすめてきました。「TPPには絶対反対」「時間が合えば医療現場の実態を話したい」など、今後につながるお話しをいただいたところもありました。引き続き、社会保障などをテーマに要求や実態を交流し、日本共産党の姿や政策を知っていただく集いをたくさん開催していきたいと思います。

2013年4月8日月曜日

企画のお知らせ 4月28日ここが変だよ?!いまのニッポン

4月28日に「ここが変だよ?!いまのニッポン」というタイトルで、民青東地区の皆さんと共催の企画にとりくみます。お話ししていただく筒井晴彦さんは、ハンガリーへの留学経験もあり、『働くルールの国際比較』という著書もある専門家です。

いま、若い世代の皆さんの仕事・雇用の実態をつかんで、国や自治体での政策づくりにいかしていくための「わかものアンケート」にとりくんでいます↓。28日の企画では、このアンケートの中間集約のレポートも行ない、参加していただいた皆さんの実情も交流して、ごいっしょに考えたいと思います。ご協力、よろしくお願いします。