2011年10月23日日曜日

「講演と語るつどい――放射能から子どもの命と食の安全を守るために」を開催。

会場の様子。子連れの方もたくさん参加

あいさつする、はら俊史京都2区国政委員長
本日、10月23日、「講演と語るつどい――放射能から子どもの命と食の安全を守るために」を開催。左京区、東山区、山科区から80名の方にご参加いただきました。子連れの方もたくさん参加されました。

はら俊史2区国政委員長がコーディネーターを務め、立命館大学非常勤講師の小野英喜先生、日本共産党の宮本たけし衆院議員が報告し、会場からの質問にこたえました。

小野先生は、専門家の立場から放射能汚染の実態と対策を報告されました。
「4月以降、政府は放射能の被ばく限度量を大幅に引き上げてしまった。国際的にみてもおかしい。イギリスの友人から『日本人は放射線につよいのか』と皮肉を言われるような状況」と、日本政府の対応を批判。「放射線の被ばくには『これ以下なら安心』という最低ラインはない」として、国民みんなが正しい知識をえて、政府に「暫定基準値」を下げさせるなど科学的な対応を迫っていくことが必要と訴えられました。

宮本議員は、日本共産党の政策とあわせて、リアルな国会でのやりとりなどを報告されました。
「少しでも原発事故の被害を軽くみせようという政府の態度が、かえって国民の間に不安を広げることになってしまった。最悪の事態を想定し、事実をありのままに知らせて、国民的な知恵と力を集めることが必要」。「汚染された土地や建物の除染を本格的にすすめるためには莫大な費用がかかるが、政府はその財源をしめせていない」として、破たんした核燃料リサイクルをすすめることなどを目的に積み立てられている「原発埋蔵金」を、除染と廃炉をすすめるための「基金」とし、さらに原発推進で利益をえてきた大企業からも基金への出資を求めることなど、日本共産党の提案を説明しました。

会場からの発言では、左京区の保育園の園長さんが、京都でも食品や土壌の放射能汚染が広がり、対応に苦慮されている経験を報告。また、フリーライターの守田敏也さんが、福島の除染作業に参加された経験を報告されました。

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